世界は思ったよりもずっとやさしかった。
こんにちは。
もけもけ生きていきたいaomiです。
なんやかんやあって、会社辞めました。
(また機会があればその退職までの経緯も記録しようと思います。)
デスクに置きっぱなしになっていた私物や資料を片付けるため、出勤した最後の日。
「世界は思ったよりやさしいじゃないか…」と思ったお話。
荷物だけ取りに行く気まずさ異常。
退職日が決まったものの、私はなかなか出勤できずにいました。
前日の夜までは「よし、明日は行くぞ」という気持ちなのですが、朝になると「…行けない。いやだ、いやだ…」という気持ちになり、休む。
「明日はがんばれるかなあ…」と、だんだんと前日の夜も不安な気持ちになり、寝付けなくなったり、夜中や早朝に目が覚めてしまったり、仕事で怒られる夢を見るようになりました。
(私は緊張することや嫌なことがある前日は、仕事にかかわる嫌なことや、過去にあった嫌なことの夢をよく見ます。テスト勉強が終わらない、とかw)
3日連続で休んだ日の夕方、上司に連絡し、今後の出勤について話しをしました。
結果、デスクの片づけと退職手続きの案内のため、1日だけ出勤することに。
日にちは、上司と話をした2日後。
当日まで、私はものすごくドキドキしていました。
(゜-゜)「荷物だけ取りに行くの気まず過ぎん???」
人生はじめてのオフィスワーク&はじめての急遽退職のため、わざわざ荷物を片づけに行くなんて経験がない私は、当日まで『退職 荷物だけ取りに行く』『私物回収 気まずい』などをひたすら検索していましたw
結局なんの解決策も見つかりませんでしたが、とりあえず、母が言ってくれた『最後なんだから、強気でいきな!!』 という言葉を何度も自分に言い聞かせながら眠りにつきました。
意外とそうでもなかった。
そして当日。
上司が気を利かせてくれ、全員が参加する部署ミーティングの時間を指定してくれました。(会議室で行うため、部署メンバー全員がオフィスから出払っている。)
会社までの道のりも動悸がしっぱなしでしたが、「強気、強気、強気、、、」と心で唱えながらなんとか会社のビルの前にたどり着けました。
会社の前に着くと「ここまで来たら、もう行くしか…!!」という気持ちになり、迷わずエレベーターに乗り込むことができました。
途中ちがう部署の人と何度かすれ違い挨拶をしましたが、「この人たち、私が今日最後だって知らないんだよなあ」なんて、一人センチメンタルな気持ちになっていました。
そして、カードキーをかざし、オフィスの中へ。
いつも通りのオフィスの風景。
そして、私の部署では事務の方が1人だけデスクに座り仕事をしていました。
(事務職の方はミーティングに不参加なのです。)
「お疲れ様です。荷物の片づけさせてもらいます。」と声をかけ、さっそく片づけスタート。
デスクには誰かからのお土産のお菓子がいくつか置いてありました。
きっと私がいつか出社してくるだろうと思って置いてくれたんだな…と、ここでもセンチメンタルに。
ですが、メンバーがミーティングから戻ってくる前にここを片付けなくてはならないので、さっと切り替え、引き出しを一つずつ空にしていくことにしました。
1年も在籍していなかったので、正直、一瞬で終わるやろwwと思っていました。
が、ナメテマシタ。
大量の資料。シュレッター。絶望。
クリアファイルやバインダーから資料を出すだけで一苦労。
みなさん、退職前の片づけは計画的に。
すると事務の方が私に近づいてきて、
「シュレッターとかやっとくので、まとめおわったら教えてくださいね」
と声をかけてくれました。
普段とてもクールな方で(嫌な感じはまったくない)、ほとんど話したこともなかったのですが、最後の最後にすごく気さくにやさしい言葉をかけてくださり、ここでもセンチメンタルな気持ちに…。
片づけ始めて10分ほど。
だいぶ返却物と私物の仕分けができたところで、また事務の方が私の方へ近づいてきました。
「なんかミーティングがもう終わるみたいで…、片づけ終われそうですか?」
おいおいおい予定よりも1時間半も早いけども(゜-゜)
もしかしたらミーティングが早く終わるかも?と思っていたので、上司と約束していた時間より30分ほど早く来ていたのですが、予想をはるかに上回る早さで終了。
事務の方がシュレッターと返却物を引き受けてくださり、なんとか誰とも鉢合わせず、上司と待ち合わせ予定の会議室まで行くことができました。
早く来てよかった…。
これ予定通り来てたら完全に荷物片づけれませんでした。
そして上司が会議室に来てからは、返却物の確認や、退職日までの流れの確認をし、30分ほどで話は終了。
帰りのエレベーターを待つときに「身体は大事にしてね。健康じゃないとなんにもできないからさ」と声をかけてもらい、ここでもセンチメンタルに…。
エレベーターを降り、会社を出ました。
目の前のスクランブル交差点には、スーツを着た男女がたくさん歩いていました。
携帯で話しながら営業先へ向かう人
財布片手にランチへ行く人
大量の資料を持ってヒールで走る人
その人たちの間をすり抜けていくとき、ちょっとした切なさと優越感がありました。
「私にはできなかったことをがんばっている人がたくさんいるんだなあ」
そして
「私は明日から嫌なことをやらなくていいんだ」
そんなことを思いながら歩いているうちに、退職までに起こった出来事がぼんやり頭の中を巡っていきました。
そして、それらの出来事は、私が行動する前に思い描いていたよりも、ずっとずっとやさしく、おだやかな答えであったり、反応であったのだな、と気づいたのです。
世界は思ったよりもずっとやさしかった。
両親に「仕事に行きたくない」と言ったら、
『それは甘えだよ。負けるんじゃない。』と言われると思ってた。
同僚に「つらい」と言ったら、
『私だってつらいよ?』と言われると思ってた。
先輩に「もう辞めます」と言ったら、
『逃げるの?』と言われると思ってた。
会社に荷物を取りに行ったら、
挨拶もしてもらえなかったり、嫌味を言われたりするんじゃないかと思ってた。
でも、全部違いました。
なんなら、どれも言われませんでしたw
ああ、私が勝手に敵をつくっちゃってたんだな、と。しかも仮想の。
入社時によくある適正検査なんかを受けたことがある方ならご存知だと思うんですが、
「A.自分のまわりは信頼できる人が多い」or「B.まわりは敵ばかりで油断してはならない」
さあ、1.A 2.どちらかというとA 3.どちらともいえない 4.どちらかというとB 5.B どれ!!
的な質問たいていありますよね。
私はもちろんBを選んでました。
今まで、やさしい言葉をかけられなかったわけじゃありません。(一応ね)
だけど、それは全部「良い子の私」にかけてもらった言葉なんですよね。
言葉をかけてくれた人はもちろん「良い子の私」「素の私」なんて区別せずにいるわけですが、私自身がそう受け取っちゃっていたんです。
「私が良い子だから、やさしくしてくれるんだ」と。
ですが、今回はちがいます。少なくとも、私自身としては。
素の私に、あたたかい言葉をかけてもらったと感じています。
「仕事行きたくない」と子供じみたことを言い、顔をぐしゃぐしゃにして泣き、「こわい」「つらい」「しんどい」とネガティブな言葉ばかりを並べる私に、思ってもみなかったやさしい言葉をたくさんもらいました。
駐車場に着くまでに(荷物が多くなることが予想されたため車で出勤)、自分の中でその思いが胸の中にいっぱいになりました。
私が思っているよりもずっと、人はあたたかくてやさしい、と。
やさしさは連鎖する、と思う。
駐車場を出ようとすると、料金支払いをする場所になにやらおじさまが2人ごちゃごちゃやっていました。
近づいていくと、どうやら先ほど出た人がバーをへし折った模様。(なぜwww)
「こまかいお金持ってる?」とおじさんに聞かれましたが、ジャラジャラと10円玉や50円玉しかないため、「ちょっと足りないですね…」と言ったところ、
「…内緒だよ!」
(人差し指を口に当て、反対の手でそのまま出ていいよの合図)
お、おじさーーーーーーーーん!!!
イカすぅーーーーーーーーー!!!
このおじさんの粋な計らいに何かしらの敬意を示したく、ありったけの小銭を渡してきました。(たぶん150円くらい。駐車代は200円でした。)
おじさん×2に「また来てね~~」と送り出され、ここでも私は「世界は思ったよりやさしいぞ」と思ったのでした。
人のやさしさに気づけたと思ったあとに、たまたまですが、こんなことがあったので、やさしさというものは気づけていないだけでその辺にごろごろ転がっているのかもしれません。
だとしたら、気づけることってすごく得だと思うんです。
だって今までは迷わず「B.まわりは敵ばかりで油断してはならない」を選択していた私が、この日だけで何回も何回も人のやさしさ感じちゃってますから!!
でもこれは“退職”できたことが私にとって大きな影響を与えてると思います。
しばらく仕事を休んでいる間に心を落ち着かせることができ、退職したことで一気にもやもやしていた気持ちをスッキリさせることができ、思考に余裕が持てるようになりました。
退職してよかった。心から思います。
最後に
今日は、思ってるより世界はあなたにやさしいかもよ?なブログを書いてみました。
私はとりあえず退職日まではゆっくりして、それ以降もろもろの手続きをして、興味あることでアルバイトをしてみようかな、と思っています。
なんにも決めてないまま無職ですが、なるようになる、なるようにしかならん、と思いたいと思います。
こんな適当なヤツが世の中にいるんだな、ということが少しでも誰かの、なにかしらの勇気につながれば幸いです。
明日からも頑張らずに生きていきましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
とりあえず会社休んでみた。②
こんにちは。
毎日もけもけ生きていたい、aomiです。
前記事「とりあえず会社休んでみた①」が、まったく会社休むところまで話が進まなかったので、この記事できちんと「会社休んでみた。」までをレポートできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
jinsei-mokemoke.hatenablog.com
続きを読む予期せぬタイミングで直属の上司と話すことになった。
とりあえず会社休んでみた。①
こんにちは。
毎日もけもけ生きていたい、aomiです。
本日、とりあえず会社休んでみた。
今に至るまでの経緯と、どうやって休んだかをレポートしていきたいと思います。
仕事がつらくて休みたい…なんかよくわかんないけど休みたい、辞めたい…
そんなことを考えている方たちに
「あなた以外にもこんなこと思ってるヤツここにいるYOー!」
ということが届けばいいなと思います。
そして、自分を休ませてあげたり、甘やかしてあげたりすることの、(ちょっとでも)後押しになれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
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